しゃちの備忘録

プログラミングを中心とした技術関連の備忘録です(今のところ)

Macでhomebrewを使いPython3+OpenCV3環境を整える

目標

Macでhomebrewを使って,Python3でのOpenCV3環境を整えます.

大まかな手順は以下の通り

  1. homebrewのインストール
  2. OpenCV3のインストール
  3. 動作確認

homebrewをインストール

詳細は昔書きました. XcodeとHomebrewについて - しゃちの備忘録

やることは次だけ

$ xcode-select --install
$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"

OpenCV3の準備

ここからOpenCVのインストールをしていきます. 基本的には以下のコマンドで良いようです.

$ brew install opencv3

ですがPythonで行う場合は,どちらかのバインディングしかインストールできないため, オプションにて指定をしてやらねばならないようです(他の言語でどうなのかは自分の方では把握してません…)

Python3でOpenCV3を使う場合は,

$ brew install opencv3 --with-python3 --without-python

Python2でOpenCV3を使う場合は,

$ brew install opencv3 --with-python3

でいいようです.

また,OpenCV3はインストールした段階では,/usr/localにリンクされていないので, リンク作成のためにコマンドを入力します.

$ brew link opencv3 --force

ここで気をつけなければいけないのが, すでにOpenCV2を導入している場合,OpenCV2でインストールしていたファイルを上書きしようとしてしまうらしいです, なので,上を実行する前にOpenCV2のリンクを切る,アンインストールする,またはOpenCV3はvirtualenvなどで使用するなどの対策をとりましょう.

brewでインストールしたopencv2のリンクを切るためには以下のコマンドをやれば良さそうです(--forceはいらないかもしれません).

$ brew unlink opencv2 --force

OpenCVを試す

上で紹介したPython3とC++(選択理由は私が使うから)でのOpenCVの挙動確認をします. OpenCVAPI等の解説をするつもりはないです.

Pythonのターミナル上で,import cv2ができればOKです. cv2.__version__でバージョン確認もできるので,そこで3.x.xであれば問題ないと思います.

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おわりに

リリースからだいぶ遅ればせながらOpenCV3用の環境を立てました. Pythonも3系に移行したし,やりたいこともあったので. それについても頑張ってかきたいですね….

ここまで読んでいただきありがとうございました.